ベッティングシステム

オンカジで稼げるかといえば、稼げるけれど、確実に稼ぐのはコツコツと小さな金額を積み上げていくことだと思います。

一攫千金も確かにあります。ジャックポットのあるスロットで数千万円とか数億円当てた人もいます。

でもこれは宝くじを当てるような確率です。

高確率で稼ぐのなら、テーブルゲームでベッティングシステムを使うのが確実だと思います。

テーブルゲームはスロットなどに比べると、はるかに勝利しやすいのです。

出金賭け条件の反映率が、スロットは100%でテーブルゲームが10%というのを覚えていますか?

同じ100ドル賭けても、スロットなら賭け条件で100ドルと反映されますが、テーブルゲームでは10ドルとしてしか反映されません。

つまり、スロットより10倍勝ちやすいから反映率が低いと言えます。

ベッティングシステムとは

ベッティングシステムとは、昔から研究されてきた勝つための手法を総称したものです。

マーチンゲール法というのは聞いたことがあるのではないでしょうか。

ベッティングシステムの必勝法としてよく紹介されていますが、ギャンブルに必勝はありません。

あるのは高確率で勝てる方法であって、マーチンゲール法も高確率で勝てる方法です。

ベッティングシステムは単純なものが望ましい

ベッティングシステムで検索すると、たくさん出てきてびっくりしますね。

倍率2倍で使うものとして、マーチンゲール法、3倍マーチンゲール法、グランマーチンゲール法、パーレー法、ダランベール法などがあります。

倍率3倍で使うものとしては、ココモ法、モンテカルロ法などがあります。

マーチンゲール法

負けたら賭け金を2倍にする。勝ったら最初の賭け金に戻す。

3倍マーチンゲール法

負けたら賭け金を3倍にする。勝ったら最初の賭け金に戻す。

グランマーチンゲール法

負けたら賭け金を2倍+1とする。勝ったら最初の賭け金に戻す。

パーレー法

勝ったら賭け金を2倍にする。負けたら最初の賭け金に戻す。

ダランベール法

負けたら賭け金を1増やし、勝ったら賭け金を1減らす。

ココモ法

2回続けて負けたら賭け金を「前回の賭け金+前々回に賭け金」と増やしていく。勝ったら最初の賭け金に戻す。

モンテカルロ法

統計学的なモンテカルロ法ではありません。これはギャンブルで使う方のモンテカルロ法です。

とても面倒な方法なので、説明するだけで1ページ必要なので書きませんが、興味のある方は次のページをご覧ください。

⇒ 攻略法の最後の方にモンテカルロ法があります

ベッティングシステムはテーブルゲームで使う手法です。

ゲームはできるだけスピーディーに正確に進めたいものですね。1回スピンボタンを押すたびに何分も考えたくはありませんし、計算を間違えると利益がでないことにもなります。

となれば、できるだけ単純な手法が望ましいわけです。

本当に稼げるのなら面倒な手法も使う価値はありますが、実際にやってみて、面倒な手法で稼げたことは私にはありませんでした。

なので、モンテカルロ法はあまり使うことはないと思います。

1回の勝ちで累積損失を全部取り戻せる方法がおすすめ

ゲームを進めていくと、勝ったり負けたりしながら、いつの間にか累積損失が増えていくのが通常です。

単純に、1度でも勝ったら、その時点で今までの損失を全部取り返せたらいいと思いませんか。

そうすれば、調子のいい日は続ければいいし、調子の悪い日は勝ったところでやめれば損はしない上に多少の利益が出て止められます。

これができるのが、先に書いた手法のうち、2倍配当のマーチンゲール法と3倍配当のココモ法です。

3倍マーチンゲール法やグランマーチンゲール法も、応用編としてそのカテゴリーに入ります。

マーチンゲール法のメリットとデメリット

デメリットを先に挙げます。

デメリット

負けたら賭け金を2倍にしていく方法は、負けが続くと賭け金が急激に大きくなっていくのがデメリットです。

例えば、最初の賭け金を1ドルで始めて10回連続して負けたときの賭け金は次のようになります。

連敗回数 賭け金 勝ち負け 累積損失
1 1ドル × -1ドル
2 2ドル × -3ドル
3 4ドル × -7ドル
4 8ドル × -15ドル
5 16ドル × -31ドル
6 32ドル × -63ドル
7 64ドル × -127ドル
8 128ドル × -255ドル
9 256ドル × -511ドル
10 512ドル × -1023ドル
11 1024ドル +1ドル

10ドルを超えると賭け金が急速に大きくなりますね。

10連敗すると累積損失が1023ドルにもなり、次の賭け金は1024ドルです。この時点で2047ドル以上のキャッシュを持っていないとスッカラカンに負けます。

11回目で勝ったとしても累積損失は全部消えますが、利益はたったの1ドルに過ぎません。

こんなに頑張って、利益は1ドルじゃ意味ないじゃんと思いますよね。

それでもこの手法が採用される理由は、次のメリットをご覧ください。

メリット

マーチンゲール法は2倍配当で使われる手法です。

ルーレットなら赤・黒、奇数・偶数のどちらかに賭けたり、バカラならプレイヤー・バンカー(胴元)のどちらかに賭けるような、勝てば賭け金が2倍になって戻ってくるゲームです。

どちらかに賭けるという選択肢は、勝つ確率が50%(負ける確率も50%)もあって、通常はせいぜい5連敗か6連敗程度までで、10連敗もすることはまずありません。(※ゼロではありません。)

平均すれば2回に1回は勝つゲームです。これが大きなメリットです。

なので、20回もスピンすれば、確率的には平均10回前後は勝てることになりますから、勝つたびに最初の賭け金(1ドルなら1ドル)が利益として入りますので、10回勝てば10ドルの利益になります。

ポイントは勝ってゲームをやめることで、そうすれば必ず利益が出ますから、一攫千金はないにしてもコツコツと高確率で稼ぐことができる手法と言えますね。

それではココモ法はどうでしょうか。

ココモ法のメリットとデメリット

こちらもデメリットを先に挙げます。

デメリット

2回続けて負けたら、賭け金を「前回の賭け金+前々回の賭け金」にしていく方法は、マーチンゲール法ほどでないにしても、負けが続くと賭け金が急激に大きくなっていくのがデメリットです。

例えば、最初の賭け金を1ドルで始めて10回連続して負けたときの賭け金は次のようになります。

連敗回数 賭け金 勝ち負け 累積損失
1 1ドル × -1ドル
2 1ドル × -2ドル
3 2ドル × -4ドル
4 3ドル × -7ドル
5 5ドル × -12ドル
6 8ドル × -20ドル
7 13ドル × -33ドル
8 21ドル × -54ドル
9 34ドル × -88ドル
10 55ドル × -143ドル
11 89ドル +35ドル

やはり10ドルを超えると賭け金が急速に大きくなりますね。

10連敗すると累積損失が143ドルにもなり、次の賭け金は89ドルです。この時点で232ドル以上のキャッシュを持っていないとスッカラカンに負けます。

11回目で勝ったら、ここがマーチンゲール法と違うところですが、累積損失は全部消えたうえに利益が35ドルでています。これはメリットのところで触れます。

もう一つの大きなデメリットは、配当3倍のゲームで使用する手法なので、勝率が33%と低いことです。逆に負ける確率は66%と高いです。

ルーレットならダズンやカラムのどちらかに賭け、勝てば賭け金が3倍になって戻ってくるゲームです。

勝率33%のゲームでは、平均すれば3回に1回は勝つゲームなのですが、実際にゲームをしてみると10連敗というのはかなりの確率で起こりますし、私は最高で16連敗したこともあります。

先の例で16連敗すると、累積損失は2583ドル、次の賭け金は1597ドルにもなります。

つまり賭け金の増え方はマーチンゲール法と大差ないことになり、十分なキャッシュを持っていることが重要になります。

また、かなりの高確率で連敗することにも注意が必要です。

メリット

ココモ法の最大のメリットは、利益が大きいことです。

万一にも16連敗しても17回目で勝ったとすると、配当は3194ドルにもなり、累積損失2583ドルを回収した上に611ドルの利益が出ます。

この大きな利益がほしいためにココモ法を使っているのです。

しかも、マーチンゲール法はどれだけ大きな金額を賭けても最初の賭け金(1ドルなら1ドル)の利益しかでませんが、ココモ法は連敗が続けば続くほど利益が大きくなります。

負けることが大きな利益につながるわけですね。

もしも想定外の連敗が続いたら、なんとか切り抜ける方法も応用としてはあります。

ポイントは勝ってゲームをやめることで、そうすれば必ず利益が出ますからコツコツと高確率で稼ぐことができる手法と言えますね。

ベッティングシステムの紹介の仕方

ここまで書いてきたような具体的な例を上げて説明すると分かりやすいと思います。

ここではおすすめしないベッティングシステムで利益が出たという記事もよく見ますが、本当にプレイしているんだろうかと思ったりします。

たまに勝てたというのではなく、ずっと勝ち続けて元手をコツコツと増やしていける手法を紹介するほうが、プレイヤーにとっていいことではないかと思います。